2004年9月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2004年9月主催行事


04-3ポリマーフロンティア21

最先端科学を支える高分子の基礎
<趣旨>高分子科学は周辺科学技術との融合によって,最先端領域を開拓し続けています。ここで,今一度基礎に立ち返って高分子の本質を知ることは,新技術,新製品の研究開発においても,非常に強力な武器となるに違いありません。このような観点から,高分子の合成,構造,物性,それぞれの基礎におけるフロンティア講演を企画しました。高分子のエキスパートの方から,高分子の研究に携わって日が浅い研究者,技術者の方まで,ご参加をお待ちしております。
※第一線で活躍中の著名な先生をお迎えし,未発表の最新データや構築中の理論を交えて,ホットな研究成果を自由にお話しいただきます。そのため,アウトラインのみの予稿を基本といたします。ひとつのセッションおよびそのディスカッションの時間を長めにとり,じっくりと聴講できるようにいたしました。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会
日 時 9月3日(金)10 : 15〜17 : 00
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館フェライト会議室(3階)(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-3726-1111)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム
<10 : 15〜11 : 30>
開催にあたって-21世紀の高分子のゆくえ(阪市大工)圓藤紀代司
  1. リビング重合の基礎と応用(京大院工)澤本光男

    リビング重合は高分子合成とその一次構造の精密制御の観点から非常に重要であり,とくに近年,ラジカル重合や配位重合の領域では目覚しい進歩がある。講演では,この分野での現状と未解決な問題を紹介すると同時に,重合精密制御の一般原理と将来の展望についても述べる。
<12 : 20〜17 : 00>
  1. 高分子ゲルの基礎と新展開(東大院新領域創成)伊藤耕三

    高分子ゲルの基本的な概念を架橋構造という観点からまず説明し,次に最近登場した新しい架橋構造をもつ高分子ゲルを紹介する。このゲルでは架橋点が自由に動くため,従来のゲルを含む高分子材料とは大きく異なるさまざまな物性を示す。最新の測定データを紹介しながら,この新しい材料の現状と将来および未解決な問題を提起する。

  2. 小角中性子散乱による重合過程のその場・実時間解析(京大院工)橋本竹治

    特異な場で重合反応が起きるとき,“場”は,重合反応および重合生成物の自己組織化過程・機構にいかなる影響を与えるのであろうか。二,三の重合系について,中性子小角散乱による重合場のその場,実時間観測についての最近の研究成果を述べるとともに,新しい材料開発にどう活かされるかについて述べる。

  3. 高分子溶液の基礎と展望(阪大院理)則末尚志

    高分子溶液学は高分子の特性化においてその基礎をなす重要な学問領域である。この領域における基本的な考え方を説明し,その現状と課題および将来における展望について述べる。

  4. 高分子の電気物性の基礎と展望(東理大理)古川猛夫

    IT関連産業で活躍する電気的な性質を備えた高分子について,その機能を引き出すにはどのような工夫が必要かを述べる。さらに,その現状と今後の課題についても紹介する。
参加要項 1) 定員100名 2) 参加費 (1)会社21,000円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)年会費制登録団体*1 1) 会社16,800円 2) 大学・官公庁8,400円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付ください。開催約1カ月前より参加証,請求書を送付いたしますので,請求書到着後,9月末日までに必ずご送金ください。(*1 詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei_main.htmlをご覧ください)
申込先 高分子学会 04-3ポリマーフロンティア21係

第14回東海ミニシンポジウム

主題=有機無機相互作用を利用した材料創製
<趣旨>高分子学会東海支部では,高分子を中心として材料に関する最新のトピックスを取り上げ,会員相互の親睦と小人数での活発な討論を目的として,ミニシンポジウムを企画して好評を得てまいりました。近年,有機材料のみではなく,無機材料との相互作用を利用した新しい材料設計が盛んに研究されております。そこで今回は有機無機相互作用を利用した材料創製と題したミニシンポジウムで,それぞれの分野研究の最前線でご活躍されている研究者をお招きし,最新のトピックスをご講演いただき,現状と今後の課題,さらにその将来展望はどうなのかをざっくばらんに考える場として企画いたしました。
主 催 高分子学会東海支部
日 時 9月20日(月)10 : 00〜17 : 00
会 場 豊田中央研究所厚生センター「アクタスBホール」(愛知県長久手町大字長湫字横道41-1 TEL0561-63-6627)
交 通 (1)JR名古屋駅より地下鉄東山線藤ヶ丘行で藤ヶ丘駅下車(約25分)。藤ヶ丘より名鉄バス長久手車庫行で長久手車庫下車(約15分)。徒歩2分。あるいは藤ヶ丘よりタクシーで約10分。(2)自家用車でお越しの方は,お申し込みのときにご連絡ください(20台程度まで駐車場を用意いたします)。
講 演
<10 : 00〜12 : 30>
  1. 規則的な分子配列構造をもつメソ多孔性有機シリカの合成と機能創製(豊田中研)稲垣伸二
  2. バイオミネラリゼーションに倣いそれを超える炭酸カルシウム/高分子複合マテリアルの創製(東大院工)加藤隆史
<13 : 30〜17 : 00>
  1. カーボンナノチューブ複合材料の成形と機械的・電気的特性評価(東工大)大竹尚登
  2. ナノコンポジット型ヒドロゲルの創製-有機/無機ネットワークの形成と機能性発現-(川村理研)原口和敏
  3. ハイブリッド型分子複合材料の創製(京大院工)中條善樹
17 : 00から懇親会を予定しております。
参加要項 1) 定員90名(先着順) 2) 参加費 (1)会員6,000円 (2)学生2,000円(予稿集代,消費税を含む) (3)昼食代1,500円(会場周辺には一般食堂がありません。昼食を希望される方はお申し込みください)。懇親会費は2,000円です。 3) 申込方法 氏名,会員番号,勤務先,連絡先住所・電話番号・FAX番号,昼食の要・不要,懇親会の参加の有無,参加費振込予定日ならびに駐車場の要・不要を明記し,FAXでお申し込みください。参加費および昼食代・懇親会費(希望者のみ)は銀行振込(三井住友銀行名古屋支店 普通預金口座5557774 高分子学会東海支部)でお支払いください。 4) 申込締切 8月31日(火)/TD>
申込先 [460-0008]名古屋市中区栄2-17-22
(財)中部科学技術センター内 高分子学会東海支部
TEL052-231-3070 FAX 052-204-1469